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株式会社オリエンタルコンサルタンツ Architectural Consultants
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プロジェクトストーリー
プロジェクトストーリー国内編Part2
国営アルプスあづみの公園(長野県)
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社会や経済状況の変化にともない、コンサルの事業内容も変わろうとしている。コンサルの代表企業オリエンタルコンサルタンツのJVが受注した「国営アルプスあづみの公園運営維持管理業務」プロジェクトと、それに関わったプロジェクトマネージャーを通して、
業務の一部を受注するコンサルタントから業務全体を総合的にマネジメントするコンサルタントへと進化する姿を追った。
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2010年、オリエンタルコンサルタンツは「国営アルプスあづみの公園運営維持管理業務」を国土交通省関東地方整備局と契約した。この年は、オリエンタルコンサルタンツが総合マネジメント事業の拡大の道を歩み始めた記念の年になりそうだ。というのも、当プロジェクトは、施設運営維持管理業務、植物管理業務、収益施設運営業務それぞれを担当する各3社とJVを組み、オリエンタルコンサルタンツがプロジェクト全体の包括管理を行う。従来、公園の維持管理等の業務は、財団法人が手がけるケースが多かった。しかし最近では、民間の優れた技術とノウハウを活用して「利用される、喜ばれる公園づくりと維持管理」が求められるようになった。オリエンタルコンサルタンツを中心としたJVは、これまでに蓄積してきた技術とノウハウを駆使し、「北アルプスの大自然」や「日本のふるさと」の魅力を最大限に引き出す公園づくりを目指して 取り組んでいる。そして注目すべきは、このプロジェクトが公園、街づくり、観光、保全、環境・エネルギー等の事業分野で、事業3軸(海外、国内公共、国内民間)のシナジーを活用し、PMC(プロジェクト・マネジメント・コンサルティング=企画から設計、施工、運営まで)サービスを提供するオリエンタルコンサルタンツの「総合マネジメント事業」の国内における最初のケースとなることだ。
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「総合マネジメント事業」への進出を可能にしたのは、国内外での豊富なPMCの経験とノウハウを戦略的に駆使し、公園マネジメント業務を段階的にステップアップしてきたことがあげられる。つまり、
1.国営公園の運営・維持管理の包括管理に関するアドバイザリー業務
2.市町村の多数の公園(270カ所)を対象とした長寿命化計画等の公園のアセットマネジメント業務
3.スマートフォンを活用した公園施設の健全度調査のシステム化等の維持管理の技術開発等の要素技術やノウハウを積み重ね、従来の建設コンサルの枠を超えた新しいビジネス分野の開拓に成功したのだ。これらの実績のもとに始まった国営アルプスあづみの公園プロジェクト。このプロジェクトの中心メンバーとして関わった川本は、「従来のJVと異なり、造園業や飲食業の方々がパートナーなので、まず言葉の違いから始まって、参加メンバーはとまどうことも多々ありました。JVを成功させる重要な点は、私たちの企画や提案を各参加企業に的確に理解してもらうことです。幸い私は街づくりの仕事や公園マネジメントの経験がありましたので、全体として意思疎通はスムーズにいきました。」と語る。
しかし、実際に業務が進むと思いもがけなかったことにも出くわす。「企画を立案するにあたってはこの地域の特性を十分に踏まえて提案を行っています。ここは冬場に雪が多く降りますが、雪景色をイルミネーションで飾り、新しい魅力で集客することに成功しています。イルミネーションで飾ることは知っていましたが、思った以上に冬場の集客が多いことにはびっくりしています。今年は、さらに付加的要素を加え、一層魅力のあるイルミネーションにしたいと考えています。」と、期待を込めて振り返る。
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「総合マネジメント事業」へ積極的に進出しようとしているオリエンタルコンサルタンツにとって、「国営アルプスあづみの公園運営維持管理業務」のプロジェクトは、技術やノウハウを蓄積するとともに、事業として広く信頼を得ていくためにも、実績を積んでいくうえでも大きな意味がある。建設コンサルとしては国内外で数多くのプロジェクトをマネジメントしてきたオリエンタルコンサルタンツだが、総合コンサルとして進化していくにはこれまで経験の少ない分野でのマネジメント力も磨いていかなくてはならない。これまでは発注者の行政が前面に立ち、その後ろで技術的な対応がメインだった。しかし、このプロジェクトでは入園者とFace to Faceで接し、企画や管理の善し悪しや努力の結果が入園者数の増減という結果となってはっきり現れる。建造物から人へと対象が変わり、それだけに大変なことも増える。しかし、裏を返せばお客様からリアルな反応が返ってくることはやりがいを感じる部分でもあり、またビジネスチャンスとしては以前にも増して大きなものがある。
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これまでに公園の計画や設計、街づくりの計画を手がけてきていた川本はこのプロジェクトの企画書作成の責任者でもあった。常々、広い視野を持って新しいことにチャレンジするように心がけている彼にとって、今度のプロジェクトは願ってもないものだった。川本は「企画書作成期間は半年。その間に毎週1回のペースで打ち合わせを4〜5時間にわたって行います。JVに参加している3社も含め、毎回15名ほどの年齢もキャリアも様々な方に参加していただいて企画を固めていきます。出席者の提案するアイデアや思いつきを実現性のあるものにし、内容を練り上げ、一つの企画書にしていくのはとても難しいことでした。議論が白熱し、作っては修正を加え・・・を繰り返す作業は予想以上に大変でしたが、最終的には納得のいく企画書にまとめ上げることができました。」と語る。続けて、「企画する、提案する、それぞれの場面で曖昧なところを丁寧につぶし、完成度の高い企画書に仕上げていきました。企画の原案を作る際にも、書類やインターネットでの調査に留まることなく、現地に足を運び、地元の方の話をうかがい、疑問点を自らの目で確認し、本質を突いた企画を立てることに注力しましたね。通常、企画書に記載する特定テーマは2つくらいが多いのですが、このときは13ものテーマを提出することになり、250ページにもなる分厚い企画書を作り上げました。」と話してくれた。さらにこのプロジェクトにプロジェクトリーダーとして関わり、川本の上司でもあるSC事業本部副本部長薮内は川本にこんなことを期待している。「彼には将来、マネジメントにも携わってもらいたいと期待しています。コンサルの技術者としての専門性を突き詰める人生もありますが、マネジメントも面白い仕事です。プロジェクトのマネジメントを経験し、さらにその延長線上でも活躍してほしいと思っています。」「これまでのコンサルは品質重視のマネジメントを行ってきました。しかしこれからは採算性や効率性を考慮し、新規開拓にも積極的に取り組むマネジメント力が求められてきます。自ら企画を発信し、民間を対象にビジネスを開拓していく等、コンサル業界も大きく変化していくことと思います。」と今後を見据える。
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建設コンサルから総合コンサルへと進化を遂げているオリエンタルコンサルタンツだが、そもそもコンサルの仕事は、自分たちの手がけた仕事がカタチとして残るという魅力とともに、社会インフラを整備する仕事自体が社会貢献につながっているという意義がある。このコンサルの仕事に対して川本は、「人生は一回限り。若いうちから、自分は何をやりたいのかしっかり考えて欲しい。コンサルの仕事の意義をわかってくれる人を歓迎したいですね。」と要望する。
続いて彼の口から「控え目であっても、主張がきちんとできる人や粘り強い人はコンサルに向いていると思います。言われたことをただこなしている人は伸びない。自分で考え、行動することの積み重ねで判断が磨かれていくわけですから、チャレンジ精神の強さも重要です。あづみの公園の例からもおわかりのように、これまで蓄積してきた建設コンサルとしての企画・提案力を活かし、まだ開拓していない新しい分野に挑戦することができます。ビジネスチャンスはいくらでもあります。新たな挑戦は新しいノウハウを蓄積させ、異業種分野の会社とのつながりができたり、企画提案の依頼がきたり、さらに新たな業種とのつながりがうまれ、業容が広がってゆきます。コンサルも今までは行政からの請け負いの仕事、いわば守りの仕事が多かったのですが、民間分野にはビジネスチャンスが多く、これからは攻めていく仕事が増えてくると思います。」と期待を込めて語ってくれた。
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