プロジェクトストーリー

斜面や土砂など道路防災

地震や水害による道路災害の復旧対応や、災害リスクを低減する道路計画を実施。

近年、台風やゲリラ豪雨による土砂災害が頻繁に起こっています。平成23年に紀伊半島を襲った台風12号では、総降雨量は広い範囲で1,000mmを超えた豪雨となり、山の深層崩壊、各所で発生した土石流による橋梁の流出、道路の路肩崩壊など各地に甚大な被害を及ぼしました。災害協定を結んでいた奈良県の要請で発災翌日に行動を開始。現場に測量部隊を派遣し、被害調査を行いました。第一段階の道路啓開活動として、橋が落ちた場所には土を盛って対応し、同時に応急復旧橋梁の調査・設計を進めました。一方、被災地域でわかったことは、橋梁・トンネル等で改良された整備済区間において被害は無く、改良道路の対災害性が非常に高いということでした。近年、ゲリラ豪雨などの異常気象に伴う土砂災害の頻発など、想定外の被災事例が増える中、我国の中山間部は幹線道路が未改良となっている区間が多く、「命の道」として道路改良などのインフラ整備がまだまだ求められているのだと実感しました。このように、道路の防災性はその計画段階で決定されるといっても過言ではなく、道路のルートや橋梁・トンネルなどの構造決定時、切土法面などの計画時は特に大事だということになります。私は道路計画の仕事に多く携わってきましたが、ルート検討や構造検討の段階においては、今まで以上に幅広い視点から防災性を考えた道路計画を実施していかねばならないと思っています。また、このような道路計画技術を蓄積し、若手に伝承できるしくみを構築していきたいと考えています。

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「南海トラフ地震対策中部戦略会議」で策定された基本戦略のうち、相互連携課題の検討や人材育成に関するワーキングに参画。

(2015年5月)

洞庭 敏昭(どうにわ・としあき)

中部支社 技術部 次長 東京都立大学卒
入社後は中部・関西を拠点に、道路分野の計画から詳細設計まで幅広い分野の業務に携わる。現在は防災分野や民間開発など幅広いプロジェクトに取り組んでいる。

洞庭 敏昭(どうにわ・としあき)

中部支社 技術部 次長 東京都立大学卒

入社後は中部・関西を拠点に、道路分野の計画から詳細設計まで幅広い分野の業務に携わる。現在は防災分野や民間開発など幅広いプロジェクトに取り組んでいる。

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