幼い頃から興味があった環境分野で
地域の課題解決に挑戦したい
岩城 常修
2016年入社
東京大学大学院了
岩城 常修
2016年入社
東京大学大学院了
幼いころから動物が好きで、大学、そして大学院でも森林生態系について一貫して研究を続けてきました。就職活動を行う際の軸も、もちろん「環境に携われること」。OCを知ったのは、環境分野に携われる民間企業を探していた時です。さまざまな企業の説明会に参加する中で、OCは担当者の方が一番イキイキと仕事をしていたのが印象的でした。また、多忙が当たり前である建設コンサルタント企業でありながらも、就業環境を改善するためにさまざまな施策に取り組んでいることも相まって、入社を決めました。
やりがいを感じた業務は、道路事業における環境影響調査の事後調査報告書作成です。これは、環境影響評価法に基づき環境アセスメントを行った事業について、自治体条例に基づき工事中の事後調査を行った結果を記したもの。今回の案件では、大気質について現地で測定を行いましたが、これまでそのような事例はほとんどありませんでした。前例が無いなかで、工事以外の影響も受けている測定結果からどうやって事業影響を明らかにするか、発注者及び自治体の担当者と一緒に何度も調整しながら作り上げていきました。試行錯誤しながら進めた案件であり、今後続く事業の事後調査報告の雛型ともなるため、最終的に無事に受理されたときは、大きな達成感が得られました。
今、注目している分野はグリーンインフラです。これは、ヒートアイランドの抑制や土砂災害防止など自然環境が持っている機能を、気候変動対策や防災・減災といったさまざまな課題の解決に活用する考え方のこと。私はこのグリーンインフラの普及を通じ、自然を利用した地域の魅力向上を行っていきたいと考えています。また、クライアントが抱えている背景まで把握した上で要望を理解し、適切な解決策を提示するコンサルタントを目指したいです。環境の分野は場所ごとで課題が異なるため、さまざまな案件に関わりながら自分の中の引き出しを増やしていきたいと思います。