視野の広さと正確性を両立
営業活動を内側から支える
川村 ふみ
2016年入社
中村学園大学 短期大学部卒
川村 ふみ
2016年入社
中村学園大学 短期大学部卒
グループ会社に勤めていた縁でOCに転籍し、現在は営業事務として働いています。「営業事務」という仕事に、馴染みのない方も多いかもしれません。私たちは主に外勤のサポートとして、官公庁や自治体から出される公示の確認や書類の作成、入札情報の収集・整理、その後行われる入札や契約までの一連業務に携わっています。申請書類に少しでも不備があると審査の対象外になってしまうため、一つの書類作成にも常に緊張感を伴います。だからこそ、手続きを抜かりなく終えて大型の案件を受注できたときは、営業担当も含めたチーム全員で達成感を分かち合っています。私が在籍する九州支社では、年間約120件の一般競争参加資格申請書(指名願い)を提出しています。これは、九州7県の自治体の入札案件に対し、指名を得るための申請です。提出先が多く、効率的かつ迅速な対応が求められるため、改善可能な点があれば、建設コンサルタンツ協会九州支部に加え、上司を通じて、手続き上の改善案を発注者に伝えてもらうことも。大手企業ならではの人脈も活用しながら、日々奮闘しています。
案件を円滑に進める上で、営業担当や技術者といった他部署との連携も重要なため、お互いが気持ちよくやり取りできる環境づくりに力を入れています。全体の生産性向上に向け、社員一人ひとりの性格や状況に合わせた声かけを先回りして実施。テレワークや外出などにより対面で会話する機会が少ない社員には電話で連絡をとり、繁忙期である年度末はチームを鼓舞しながら、メンタル面でも支え合っています。また、協働力を高めるために社内制度も活用しています。営業事務の恒例行事として、会社から支給される「コミュニケーション費」を利用したランチ会を3ヶ月に1度開催。世代を超えて社員同士が自然に会話を楽しみ、互いに悩みを共有しやすい関係性を築いています。その他にも部署を超えて、九州・沖縄支社全体のレクリエーションも開催されて、社員間のコミュニケーション向上も図っています。社外に出る機会が少ない営業事務だからこそ、「社内でできることはなんでもしよう」という姿勢を大切にしています。今後もこの考えを軸に、組織全体の業務改善に取り組んでいきます。
私の目標は、建設コンサルタント業界特有の制度や法令についての理解を深め、より専門性の高い営業事務として活躍することです。そこで時勢に合わせて知識をアップデートするため、「一般社団法人建設コンサルタンツ協会」が主催する講習会に足を運んでいます。加えて、OC社内で開催される労務・法務に関する勉強会に参加し、自己研鑽に努め、知識の向上を行っています。さらに、全国の支社の事務職が参加する「事務委員会」にも、積極的に参加しています。本委員会は年に4回開催されており、業務効率化に関する情報交換を行います。事務職の人材育成に力を入れていること、また全国規模のつながりを得られることは、会社の規模が大きく、かつ各地に拠点を持つOCならではの強みです。これからも事務委員会を契機に社員同士で連絡を取り合い、支社を超え切磋琢磨し受注貢献に向けて取り組んでいきたいと思います。