専門家かつオールラウンダー
若手のうちから幅広く活躍
中野 慎梧
2020年入社
高知工科大学大学院了
中野 慎梧
2020年入社
高知工科大学大学院了
カーナビ搭載のBluetoothを活用して、交差点の交通量や使用ルートを調査するなど、大学時代から交通系を主として学んできました。渋滞や事故が大きな社会問題となる中で、自ら立案・提案をし、課題を解決したいと思ったこと。それが建設コンサルタントを目指した一番の理由でした。OCを選ぶきっかけになったのは、大学時代の恩師に紹介されて参加したインターンです。「また、あなたと一緒に仕事がしたいと言われる人材になる」、先輩社員が語った理想に感銘を受け入社を決めました。ちょうどコロナ禍と入社時期が重なり、1年目はテレワークで仕事を進めていました。そういう意味でいうと、入社前と入社後で「働き方」のギャップはありましたね。ただ、社員一人ひとりに配置されるコーチャーが、疑問点に対して電話で素早く回答をしてくれたので、抵抗感なく仕事を進めることができました。
1年目に担当した首都高神奈川局での渋滞対策業務で、自身が検討して提案した対策や実験が採用され、最終的に発注者表彰を受けることができました。経験が浅い自分にとって、一番のハードルとなったのが、思いついた対策の実現性の判断です。渋滞が発生しやすい上り坂付近にてスピーカーを使い、速度調整をお願いする音声を流すという対策方法について、上司の力も借りながら、慎重に実験を重ねていきました。関連論文も参考にしながら、音声の秒数や一回に流す文字数、使用するスピーカーの種類などを複数検討。周辺地域に対する騒音公害の危険性もふまえつつ、多角的に調査を進めました。上司はいつも、若い自分の意見を尊重し支援してくれます。毎業務で必ず学びがある、そんな環境だと思います。
現在は、都市間高速道路に自動運転車両が混在した際の交通への影響や課題、その改善策を検討しています。自社開発のソフトでシミュレーションを進めているのですが、例えばどこの車線を走らせるか、速度はどうするかなど、組み合わせのパターンやケース数が無数にあり、危険性の判断、アウトプットの整理に苦戦しました。一方で「自動運転車両」という発展途上の技術に対し、海外の事例を参照しつつ、時に自動車メーカーにも話を聞くことで、学びを得ながら挑戦できています。また、1年目から継続している首都高の安全対策業務については、自らがコーチャーとなり、後輩を指導しながら業務を進めています。資料作成の指示やミスがないかの確認など慣れない部分も多く、今までとは違う難しさがありますが、コミュニケーションをおろそかにせずチームとして仕事に取り組んでいきたいですね。