新卒でも中途でもチャンスは平等に
新しい仕事を「創造」できる人へ
大坪 裕哉
2013年入社
芝浦工業大学卒
大坪 裕哉
2013年入社
芝浦工業大学卒
26歳のときに、新卒で入社した建設コンサルタントの会社を退職。幼少期から、乗り物を用いた人の移動の流れに興味を持っていた私は、より現場的な業務に関わりたいと思い、バス会社への転職を決めました。しかし、お客様対応やドライバーのシフト管理など日々の仕事がどうしてもルーチンワーク的になってしまう中で、「これは、本来自分がやりたかったことではない」と気づき、再度の転職を決意。交通計画系の業務ができるOCに中途で入社しました。実は私、新卒の時もOCを受けていたんです。その当時はご縁がなかった会社に、数年後に入社が決まり、そこで長くキャリアを積むことになるとは、なかなか不思議な巡りあわせだなと思います。OCは良い意味で中途をあまり中途扱いせず、最初からの仲間のように接してくれるので、私としてはすごく働きやすかったです。
2016年から取り組んでいる「横浜市生活道路対策業務」では、市内の事故状況を踏まえて対策エリアや内容を検討し、施工図作成から効果検証含め、一連の業務すべてを担当しました。具体的な対策として、道路に凸状の部分を設けることで自動車を減速させ、安全性を確保するハンプを設置。他にも、歩行者の視認性向上や速度抑制を目的に、車道より10㎝高い「スムーズ横断歩道」を導入しました。また、住民への周知を目的に、取り組みをまとめたYouTube動画の提案・制作も実施しています。乗り物ニュースでも取り上げていただいて、知名度はかなり上がってきているはず。市として前例がない業務を完遂し、一つのモデルケースとしてかたちに残せたことを光栄に思います。特に私は横浜市出身のため、地元に貢献できたということもやりがいにつながっています。今後は本プロジェクトを例に出しながら、別地域にも同様の取り組みを拡大していきたいですね。
まだ、入社して1年も経っていなかったころに上司から「海外に行ってみないか?」と誘いを受けて。まだ入社間もない自分ではなく、他の人に声をかけた方が良いのではと一度は断ろうとしたのですが、「立場は気にせず、やりたいか、それともやりたくないかだけで判断してくれたらいい」という上司の言葉を聞いて、「じゃあ、行ってみよう」と決めたんです。当時は、現地で必要になる交通シミュレーションの知識も、語学力にも自信がない中で、スリランカに1カ月滞在。周囲に相談できる人がいなかったので、上司とスカイプや電話で連絡を取りながら、なんとか業務を進めていきました。まさか自分が海外業務に携われるとは思ってもみなかったので、当時は嬉しかったですね。転職直後の自分にも、分け隔てなくチャンスを与えてくれるというのも、OCの社風がよく出ている気がします。今は国内業務にのみ携わっていますが、今後は国内外で活躍できる交通技術者を目標に、海外業務にも積極的に挑戦していきたいです。