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都市・地域防災

「防災×○○」で広がる
可能性と事業領域

木村 美瑛子
2010年入社
首都大学東京大学院(現:東京都立大学大学院)了

木村 美瑛子
2010年入社
首都大学東京大学院(現:東京都立大学大学院)了

OCを選んだ理由

ハード・ソフトを問わずさまざまな業務を経験
まずは「河川・砂防のいろは」を身につける

大学で河川の親水空間について学ぶうちに、より多くの人に水や川と深く親しんでもらうためには防災対策が必要不可欠だと確信。大学院に進んでからは、主に洪水ハザードマップを対象とした研究をしていました。建設コンサルタントを目指すようになったのは、学部時代の時です。当時、現役の建設コンサルタントだった方と一緒に研究会を行った際、多様な視点から柔軟に発言している姿を見て「私もこうなりたい」と思ったのが一番のきっかけです。OCは、大学院の先輩からの紹介で知りました。インターンシップを通して和気あいあいとした社風を肌で感じ、部署や先輩後輩で垣根をつくらないところに惹かれ、OCに入社を決めました。入ってから数年はハード・ソフト問わず、さまざまな業務に主担当として携わり、「河川・砂防のいろは」を習得。入社1年目に発生した東日本大震災をきっかけに、ソフト系防災に多く従事するようになり、それを機に自分の中の専門性をさらに高めていきました。

仕事のやりがい

建設コンサルタントの技術だけでは成功しない
気象や観光分野の知識を借りて挑むプロジェクト

世間でまだ誰も挑戦していないような先進的な業務に取り組める、「重点化プロジェクト」が仕事のやりがいを生み出す源泉になっています。奥多摩町で2015年から実施しているソフト系防災の総合事業も、重点化プロジェクトの一つ。2018年には気象会社と協働で社会実験を行い、住民への避難誘導に関する情報提供を行う「土砂災害計画情報支援システム」を導入しました。他に、河川への水位カメラ設置とそれに伴う社会実験の実施や、土砂災害ハザードマップの改訂と全戸への配布なども行っています。気象会社やグループ会社、ユニバーサルデザインに詳しい会社などと協働し、建設コンサルタントが持っている技術だけでは成し得ない業務にチャレンジしたことで、大きく成長できたと思います。これらの取り組みは、OCがCSR活動の一環として毎年開催している「防災シンポジウム」でも話題に上りました。防災シンポジウムには立ち上げから関わっているのですが、回を重ねるごとに参加者が増えており、OCが取り組む防災事業への期待度の高まりも感じています。

これからの目標

防災と他の事業の複合化で領域を拡大
自身も新たな資格取得により業容をさらに広げる

防災事業と他の事業との複合化にチャレンジしていくのが、一番の目標です。「防災×観光」や「防災×まちづくり」、「防災×環境」など複合化することによって、今以上の発展を期待できる領域が数多く存在します。「防災×バリアフリー」であれば高齢社会における防災対策、「防災×交通」であれば大規模水害時における広域避難と、防災の技術だけでは解決できない課題に取り組むことで、エリアマネジメントの拡大に貢献していきたいですね。併せて、自身の業容を広げるため、すでに取得している技術士の分野とは異なる領域の学習にもチャレンジしています。OCは技術士取得を志す人へのサポートが手厚く、私も個別指導者を担当しています。私の所属する部署の部長も、自身の専門領域を広げて新たに技術士資格を取得していて、それが大きな刺激になったんです。今、指導している後輩たちのお手本になるためにも、まずは自分が新たな知識を継続的に習得して、自己研鑽を続けていければと思います。

入社希望者の方へのメッセージ

山から海、設計系から計画系まで、とにかくOCでは幅広い分野に挑戦できます。近年、激甚化・頻発化する災害への対応には、総合化・複合化された技術が欠かせず、さまざまな分野・業種との連携を強化する必要があります。たとえば水害の避難であれば、社内の河川分野の社員だけではなく、都市計画や交通分野の社員、ITを専門とするグループ会社など、他分野の方ともご一緒する機会が多くあり、多様な視点があることを知ることができて、常に勉強になります。私の所属する河川砂防・港湾部は、ここ10年で急成長した部署だからこそ、意欲さえあれば本当にどんなことにもチャレンジできます。通常業務に加え、社会への貢献を強く実感できる重点化プロジェクトに挑戦できるのも魅力。総合コンサルタントだからこその面白さがあるOCを、ぜひ選択肢の一つに入れてくれたら嬉しいです。