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観光

当たり前の景色に隠された価値を
地域から世界へ発信する

川口 勇作
2019年入社
金沢大学卒

川口 勇作
2019年入社
金沢大学卒

OCを選んだ理由

入社1年目で「瀬戸屋敷」へ
若手のうちから責任ある仕事を

私は今、神奈川県の開成町にある「あしがり郷 瀬戸屋敷」の指定管理業務を担当しています。瀬戸屋敷は築300年の古民家です。これを改修し、イベントの開催やレンタルスペースの運用など、地域活性化に向けた事業を行っています。もともと私は、入社当初は交通政策部への配属を考えていましたが、かねてより事業経営に興味があったことから、希望部署を変更。今の部署に配属が決まりました。自分自身、人に振られた仕事に取り組むよりも、自ら仕事を生み出し、人を動かすことにやりがいを感じるタイプなんです。だからこそ将来的なキャリアを考えたときに、早い段階で現場を経験し、責任ある仕事を任せてもらえたのは大きな収穫でした。大学で学んできたこととは異なる門外漢の業務に、当初は戸惑う場面もありました。ただ、市から名指しで講演を依頼されるような、優秀かつ頼もしい上司が近くにいてくれたおかげで、何事も恐れずにチャレンジすることができました。

仕事のやりがい

一朝一夕では生まれない信頼関係
住民と生活をともにし生み出す事業

瀬戸屋敷にきてから2年目までは、業務を通した知識の習得から始めました。転機が訪れたのは3年目。瀬戸屋敷の副館長を務めていた先輩が異動になり、自分がその後任に選ばれました。急な話だったので正直、最初は不安もありました。ただ、自分の強みは「若さ」だと思い、考えるよりも先にまず行動しようと決めたんです。その頃から徐々に、休日も町に出向き、地域の方々が集まる懇親会に参加したり、農家さんと一緒に農作業に励んだりと、より地域の方と親密に接するよう努めました。同時期には、コロナ禍で長く中止していた「あじさい祭り」では、利益を出すことにも成功。その際にも、直売所で販売するとうもろこしを確保するため、朝6時から収穫作業を手伝いました。住民の方々と接するなかで信頼関係も生まれ、何より皆さんの楽しそうな笑顔を一番近くで見られたことは、自分自身のやりがいにもつながりました。入社5年目からはインバウンドの受け入れも開始しています。町全体に、年間180回の旅行客が訪れる、大規模なツアー受け入れ体制の構築に奔走しました。受入れ施設やツアーの運営スタッフなど、多くのリソースが必要になるなか、運営を支えてくれたのはほかでもない、地域住民の方々です。皆さんと一緒に事業を成功に導けたことは、自分にとって大きな経験となりました。

これからの目標

地域に埋もれた魅力を掘り起こし
誰もが「好き」になるまちづくりを

開成町には、古民家や綺麗な水源、温かい人々など、さまざまな魅力があります。ただ、実際にそこで暮らしている方々からすると、それらは「当たり前」の景色なんです。だからこそ私たちコンサルが、例えば古民家の設備を活かした体験ツアーを企画したり、美味しい水を活かした商品を開発したりすることで、付加価値を生み出し、外部の方はもちろん、地域の皆さんにも自分の住んでいる町の魅力を再認識してもらうことに意味があると思っています。これからも住民の方々が「好きになれる町」をつくる取り組みを続けていけたら何よりです。そしていずれは、故郷である石川県で自ら施設を立ち上げ、地方創生につながる事業運営をやってみたいと考えています。ただ、その夢を実現するには、まだまだ経験も知識も足りません。まずは目の前の業務に真剣に取り組み、より大規模な施設運営なども担当しながら、ステップアップしていきたいと思います。

入社希望者の方へのメッセージ

コンサルタントとしてデスクに向かう仕事と、現場に足を運ぶ仕事との間には、大きな隔たりがあります。現場では、お客様を目の前にして仕事をする以上、多くの人とコミュニケーションをとり、それぞれの想いを汲み取らなくてはなりません。自信につながるような技術や知識も重要ですが、それよりもまずは、目の前の人の本心を聞き出すコミュニケーション能力を身につけてほしいと思います。その力はOCに入ってからも、きっと役に立つはずです。あとは、自分にとって「楽しい仕事」を探してみてください。就業時間中ずっと肩ひじを張っているのではなく、ときに笑顔を見せながら取り組めそうな仕事を、ぜひOCで見つけてもらえたら何よりです。