言語や文化の違いさえ飛び越えて
専門性の高いコンサルタントに
山本 裕典
2010年入社
三重大学大学院了
山本 裕典
2010年入社
三重大学大学院了
子どものころから生物が好きで、大学、そして大学院でも生物や自然環境について学んできました。なかでも、河川の上流部に生息している渓流魚の研究に力を注ぎ、河川の保全にも興味を持つように。また、大学院への進学の際に英語を学んだことで、海外への関心が高まりました。就職するなら、環境系の事業を行っていて、なおかつ海外でも仕事ができる企業と考え、建設コンサルタントでのアルバイトを通して、業界理解を深めました。OCへの入社を決めたのは、その方向性と一致していたからです。入社後は、環境部へ配属となり、主に動植物調査や環境アセスメントに携わりました。その後、海外事業部へ異動となったことで、念願だった海外での仕事ができるようになりました。学生時代の学びや興味関心が、建設コンサルタントの業務に活かされており、OCの強みである事業領域の広さを実感しています。
海外事業に携わるようになったのは、入社して7年目のこと。これまでに、東南アジアやアフリカを中心に11ヶ国を渡航しました。そのなかでも、最も印象に残っているのは、フィリピンで開催したイベントの企画・運営です。これは、建設に関する国際会議で、両国の官民の関係者が、政策や事業などを発表するというものです。それまで、イベントの企画・運営自体にはいくつか携わってきましたが、現地の人と一緒に作り上げたというのは初めて。言語や文化などの違いがあるなかで、同じ目標に向かってプロジェクトを進めることは、容易ではありませんでした。事前に渡航して調整を進め、両国が協力してイベントを成功させたことは、やりがいにつながりました。滞在期間は1週間と短いものでしたが、イベント終了後に私たちの仕事ぶりを褒めてくださったことは、今でも忘れられません。
私がOCを目指したのは、自然環境と海外の両面で仕事ができると考えていたからです。そのために、さまざまな案件に携わり、専門性を高めることが目標です。そして、いつか学生時代の学びを活かして、ネイチャーポジティブという、自然環境の保全や、生態系を回復させるための仕事に挑戦したいと考えています。また、海外事業部には、さまざまなバックグランドを持つ社員が所属しており、日々刺激を受けています。OCに入社しなければ出会えなかった人たちとのプロジェクト、そして経験が自分自身を成長させ、業務にもつながっていると思います。これからも、部署の発展と、目標達成に向けて努力していきます。