地域に愛着をもってもらうため
人に寄り添ったまちづくりを目指す
長谷澤 未来
2023年入社
筑波大学大学院了
長谷澤 未来
2023年入社
筑波大学大学院了
地域の方が自分のまちを好きになり、活性化につながるまちづくりをしたい。そう考えていた私は、大学・大学院ともに、地域愛着が地域への貢献やまちの活性化に繋がることから、地方部への地域愛着をテーマに研究をしていました。その理由は、まちづくりの中でも駅のロータリーや商業施設をつくるハード面だけではなく、まちの中で生活する人の営みにアプローチするソフト面に興味があったからです。そのため、行政への就職も考えていましたが、最終的には、多様な分野からまちの課題にアプローチしているOCへ入社を決意しました。また、ほかの建設コンサルタントにはない、地域活性化に特化した部署があるという点も、決め手の一つでした。入社後、向上心の高い先輩たちから影響を受け、国内旅行業務取扱管理者の資格を取得。子会社の南アルプスゲートウェイでのツアー販売に活かしています。
入社して3年目になり、特にやりがいを感じた仕事は2つあります。1つ目は、茨城県のフラッグシップとなる観光資源を造成するため、つくば市や大洗町の地域事業者の伴奏支援を行ったことです。より魅力的な資源となるよう、事業者が持つ課題から方策を検討したり、県内事業者向けの勉強会を開催したり。新たな資源が生まれたときは、縁の下の力持ちとして地域に貢献できたと実感しました。そして、2つ目はダムの放流イベントです。ダムは、水資源の確保や河川環境の保全といった機能をもっていますが、建設にあたり沈んでしまった集落もあります。ダム周辺に住む方々とともに、地域活性化に向けて放流イベントを開催した際、多くの来場者で賑わう様子に、嬉しそうな表情を浮かべる地域の方を見て、この仕事に誇りを感じました。これまでさまざまな案件に携わるなかで意識していることは、作業の目的を考えることです。1年目までは、指示された作業をこなすことで精いっぱいで、作業の意味を考えることができていませんでした。しかし、何を目的とした作業なのかを理解していないと、正しい成果を得られないと気づきました。今では作業自体の目的と、後々それがどう業務につながっていくのかを考えるようにしています。
OCではコーチャー制度といって、入社1年目の社員に先輩がつき、1年間サポートするという制度があります。私のコーチャーだった先輩は、OCと南アルプスゲートウェイという子会社の仕事を兼務されていて、地域に密着した仕事をしています。業務のなかで困ったことがあると、的確なアドバイスをくださり、ときには雑談で盛り上がることもありました。そんな先輩の働き方を見て、私もいつか一つの地域に根ざし、長期的に関わる仕事をしたいと思うようになりました。深く関わることで知った地域の魅力を発信するほか、見えてきた課題の解決を通して、地域に貢献できたらと考えています。先輩から学んだことを活かして、地域に寄り添った提案ができるコンサルタントを目指します。