自然環境を観光資源として位置づける場合、保全と利用の両立が重要な課題となっています。沖縄県では、自然環境などを活かした観光プログラムであるエコツーリズムの取組を、地域と一体となって進めています。その中でも環境保全のルールづくりや運用、モニタリング、観光客の受入のスキル向上に向けた研修会やプロモーションの支援を行いました。

高齢の方や障害のある方、妊産婦や子供連れの方も安心して旅行・外出ができる環境を整備するため、交通事業者向けのバリアフリー教育プログラムに基づく障害当事者参加側の研修の企画・運営を首都圏、関西等で実施しています。あわせて、障害当事者講師を育成するための検討や障害者団体等の研修実施の支援を行っています。

渡良瀬遊水地においてインバウンドにも配慮した水辺空間の利活用方策を検討し、今後インバウンド展開を図るための利活用計画を作成しました。また、計画に基づき、看板整備やインバウンド向けのプロモーション動画の作成を行いました。

山梨県に位置する「南アルプス地域」のブランドを強化し、発信する地域ならでは物産商品、観光商品の開発に取り組みました。物産商品では季節の物産を地域の酒類とともに届ける定期便商品を、観光商品については地域で活動する魅力的な人との交流を楽しむオンラインツアーを造成しました。

南会津地域におけるインフラ施設について、地域住民や観光客など多くの方々に魅力を紹介し、現地への来訪促進を図るため、管内にある価値ある土木・建築施設（インフラ施設）について、役割・機能・歴史等を紹介するリーフレットを制作しました。

沖縄県南城市において、観光移動の利便性を向上し、滞在や周遊、消費等を促進するとともに、レンタカーに頼らない環境にやさしい持続可能な観光交通の構築を目指し、空港から市内への直通シャトルバスを運行し、小型モビリティ、レンタサイクル（電動、折りたたみ）、EVカート等を主要観光スポット等に配置する実証事業を実施。これらのモビリティを活用した新たな観光スタイルを提案しました。